前にちょっと書いたかもしれないが、あるトップ企業経営者OBの方の話を聞いて心に残っているのは、仕事というのは突き詰めて考えていくとしなければならないこと、してもしなくてもいいこと、してはいけないことになり、してもしなくても良いことは、しなければいいのだから、結局しなければならないことと、してはいけないことになる、さらに言えばしなければならないことだけに絞り込むことができる、というものだ。
仕事でのことはまた考えるとして、私生活でも、今していること、これからしてみたいなあと思っていることをそうやってふるいに掛けることができるな、と思った次第。
実際、五十を過ぎて何年か経ち、身体と頭が十分に働く時間はどんどん少なくなっていくのだから、若い時と違って、してもしなくてもいいことをのんびりやっている暇はなくなってきていて、しなければならないことをしっかりやっていかなくては間に合わなくなってきている感じがする。
そのしなければならないことが、だんだん健康の維持と言った部分が増えてくるのが悲しいところだけれど。
でも、この年の瀬、これからの人生でしなければならないことをよく考えてみたい。
