映画の感想  13人の命 ★★★★☆

タイで実際に起きた、サッカーをやっていた12人の少年とコーチ計13人が、深い洞窟に遊びに行くと直後に豪雨となり、洞窟が浸水し、13人が奥深く閉じ込められてしまうという、実際にあった事件に基づいた映画である。

13人とも生還するのだが、その過程で救助にあたった人員の中から2名がなくなっている。

世界中から、特に優れたダイバーが集まり、タイ側の人員との確執などもありながら、まず13人の生存を確認し、食料や酸素、電源を経路に配置し、そして助け出すために

(水没した細い、曲がりくねった洞窟を通って、13人を救出するために、)とんでもない方法を案出し、実行し、成功する。

その過程では、百戦錬磨のダイバー達も、体力・精神がぎりぎりの縁に経つ場面もある。

 感心したのは、少年達がコーチの指導の下、瞑想するなどして平静を保っていたこと。無国籍であったコーチの素晴らしさよ。彼の謙虚さと知恵は、東洋的なものが感じられた。大雑把な言い方になるが。

 事実の重みに乗った映画ではあるが、やはり感動した。

 プロの矜恃、困難に立ち向かう姿勢は大したものだ。