江川紹子さんの、X10運動に僕も賛同する。

もうじき、衆議院議員選挙。別に政治的主張をするつもりは全くないが、以下のコラムの江川さんの主張には深く賛同する。
特別寄稿・江川紹子 選挙後に「こんなはずでは」と言わないために 五感のフル稼働を <衆院選・特別コラム>(gooニュース) - goo ニュース

一つは威勢の良い、割り切りやすいスローガンは怪しいと言うこと。現在の日本の(あるいは世界の)問題は、一つの分かりやすいスローガンに基づく政策を実施すれば解決するというようなものではない。社会保障の問題、教育の問題、デフレの問題、そのたもろもろ、さまざまな解決策を繰り出しつつ粘り強く、良い方向に持って行かねばならない。
つよいリーダーが出て、威勢の良いことを行えば解決するというような単純な状況ではないのだ。
僕も、どの人がマシか、そういう観点で冷静に選びたいと思う。

もう一つ。最高裁判所の裁判官の国民審査について、10人全員Xをつけることを江川さんは提唱している。すなわちバッテン運動。
僕も投票のたびに釈然としないものを覚え、適当にXをつけたこともあったけれど、江川さんははっきりと、一般人にはほとんどだまし討ちの形骸化した制度、と切って捨てている。(詳しくは上記コラム。また次のブログにも易しく纏められております)
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20121206
そうだよね。そういうものに、もっと文句を言っても良い。良い裁判官もイルかもしれないが、そもそも判断材料がしっかり与えられておらず、棄権することは、信任することになってしまう。今回は、ささやかなレジスタンスのしるしとして僕もX10で行きます。少しだけ選挙に行くモチベーションが上がったな。